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お知らせ 2019.12.07
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食の養生 先人に学ぶ 名女大・越原記念館 文献など資料展示
名古屋女子大(瑞穂区汐路町)内にある越原記念館で、企画展「食に学ぶ養生のススメ」が開かれている。現代にもつながる先人たちの養生の知恵を紹介する内容で、来年2月14日まで。
同大を運営する学校法人越原学園が所蔵する江戸-昭和期の資料から、健康増進を図るための生活規範を説いた文献、解説などを展示。江戸時代の儒学者、貝原益軒が著した「養生訓」の実物資料をはじめ、同じ江戸期の看護指導書「病家須知」、明治時代のベストセラーである村井弦斎の「食道楽」などを中心に構成した。
養生訓には「食養によって百病を治す」、腹八分の教え「珍美の食に対すとも八九分にてやむべし」、酒も花もほどほどが良いという「酒は微酔 花は半開」など、今の時代に求められる教訓を読み取ることができる。
同館学芸員の鈴木孝子さんは「いま盛んに言われる食育という言葉も、既に明治29年の書『化学的食養長寿論』の中で用いられている。人生百年時代を生きる養生の知恵、心について理解を深めてもらうことができれば」と話している。入場無料。土、日曜、祝日、学園休業日は休み。 (小島哲男)
(2019年12月7日 中日新聞朝刊市民版より)
同大を運営する学校法人越原学園が所蔵する江戸-昭和期の資料から、健康増進を図るための生活規範を説いた文献、解説などを展示。江戸時代の儒学者、貝原益軒が著した「養生訓」の実物資料をはじめ、同じ江戸期の看護指導書「病家須知」、明治時代のベストセラーである村井弦斎の「食道楽」などを中心に構成した。
養生訓には「食養によって百病を治す」、腹八分の教え「珍美の食に対すとも八九分にてやむべし」、酒も花もほどほどが良いという「酒は微酔 花は半開」など、今の時代に求められる教訓を読み取ることができる。
同館学芸員の鈴木孝子さんは「いま盛んに言われる食育という言葉も、既に明治29年の書『化学的食養長寿論』の中で用いられている。人生百年時代を生きる養生の知恵、心について理解を深めてもらうことができれば」と話している。入場無料。土、日曜、祝日、学園休業日は休み。 (小島哲男)
(2019年12月7日 中日新聞朝刊市民版より)