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スポーツ  お知らせ  2019.11.19

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地元勢奮闘 温か沿道 中山道東濃駅伝 スタート地点 住民ら見守る

女子の部で2位の中京学院大の選手たち=多治見市新町の市産業文化センターで

女子の部で2位の中京学院大の選手たち=多治見市新町の市産業文化センターで

 17日に行われた中山道東濃駅伝競走大会(東濃地区陸上競技協会、中日新聞社など主催)では地元勢が奮闘した。女子では中京学院大(瑞浪市)が2位に、一般Bは多治見ランナーズA(多治見市)が5位に入賞。沿道では地元住民らが中日新聞の応援旗を振って、力走する選手たちに温かい声援を送った。

 一般B(6区間44.5キロ)のスタート地点となった恵那市長島町のJAひがしみの恵那支店前では、中日新聞販売店から配られた紙旗を手にした住民らが沿道から「頑張れ」と声援を送った。

 第1走者は午前10時10分の時報を合図に勢いよく一斉にスタート。あっという間に遠ざかっていく選手たちの背中を見送った住民は「スタートのワクワク感が楽しい」と声を弾ませた。

 一般Bのスタート地点がJR中津川駅前から変更されて2年目。参加チーム数は一昨年の13、昨年の18に続いて今年は26と増加傾向にあり、大会関係者は「かつての競技経験者やジョギング愛好者が気軽に挑戦できる駅伝として一般Bへの注目度が上がっているのでは」と話した。

 一方、女子と中学男女(いずれも5区間14.1キロ)の出発地点の土岐市土岐津小学校では、出発2時間以上前から選手たちが集まり、軽く走るなどして体を温めた。保護者やチーム関係者らが見守る中、3部門計22チームが号砲が鳴ると一斉にスタート。青空の下、多治見に向けて走りだした。(長谷部正、片岡典子)

■女子2位・中京学院大 故障明け にじむ悔しさ

 「たすきをしっかりとつなげたのはよかったけど、やっぱり優勝はしたかった」。女子で2位の中京学院大(瑞浪市)。チームリーダーを務めた1区の2年、平床杏実さん(20)は悔しさをにじませた。

 実は故障明けの選手が多かった。この日は4位でスタートし、2、3区で順位を上げたが、優勝の東海学園大(愛知県みよし市)には追いつけなかった。椎間板ヘルニアからの復帰戦だった最終5区の1年、三村莉央さん(18)は「相手は見えていたのに、ゴール前での加速が思うようにいかなかった」と唇をかんだ。

 自身も原因不明の右脚の痛みを秋口まで抱えていた平床さん。「復帰したての私たちも少しでも記録を上げて、他の選手たちに追いつかないと」と前を向いた。(片岡典子)

(2019年11月19日 中日新聞朝刊東濃版より)

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