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かっこいい警固祭り ポスターに 13日、長久手で開催 名学芸大・川本さんデザイン
13日に長久手市で行われる警固祭りのポスターを同市仲田在住で名古屋学芸大メディア造形学部4年の川本凜さん(22)が作成し、完成品を吉田一平市長に披露した。同祭りのポスターを学生が作るのは初めて。川本さんは「見応えがあってかっこいい警固祭りの魅力を広めたい」との思いを込めた。(西川侑里)
警固祭りは、馬の背に飾り物をつけて奉納し、それを守る鉄砲隊や棒隊が列をなして地域を練り歩く祭りで、長久手市では400年以上の歴史を誇る。同市で生まれ育った川本さんは、父が鉄砲隊を担った経験があり、自身も幼少期から法被を着て参加していたことから思い入れがある。
ポスターの制作に至ったのは、3年前の警固祭りで起きた火縄銃の暴発事故がきっかけだった。ネット上でさまざまな臆測が飛び交っているのを知り、「正しく扱えば大丈夫なのに」「鉄砲が使えなくなってしまったら警固祭りでなくなってしまう」という不安と危機感でいっぱいになった。
昨年、外部の人の目にも触れる大学の展示会で飾るポスターのテーマに「警固祭り」を選んで出したところ、「大学生が興味を持ってくれている。デザインも今風でかっこいいので若い世代が興味を持つきっかけになるのでは」と川本さんの同級生の親で同市に住む相原さん(49)の目に留まった。相原さんから市の職員を通じて同祭り保存会に川本さんのことを紹介し、制作を依頼した。
ポスターはそれぞれ「警」「GO(固)」「祭」と書かれたA1サイズの3種類で、外からもたくさんの人に来てほしいとの思いを込めて、「GO(固)」を目立つ赤字にし、外国人にも伝わるようにと英語も取り入れた。字の一部が火縄銃の形になっており、保存会のメンバーの助言を受けて長久手で実際に使われる形と同じになるように細部までこだわった。
3種類のポスターは計200枚を発注しており、各地域に飾られる。チラシも作成しており、6日の新聞などに折り込まれる。川本さんは「このポスターをきっかけにたくさんの人が伝統ある警固祭りに足を運んでくれたら」と期待を込めた。
(2019年10月4日 中日新聞朝刊なごや東版より)
警固祭りは、馬の背に飾り物をつけて奉納し、それを守る鉄砲隊や棒隊が列をなして地域を練り歩く祭りで、長久手市では400年以上の歴史を誇る。同市で生まれ育った川本さんは、父が鉄砲隊を担った経験があり、自身も幼少期から法被を着て参加していたことから思い入れがある。
ポスターの制作に至ったのは、3年前の警固祭りで起きた火縄銃の暴発事故がきっかけだった。ネット上でさまざまな臆測が飛び交っているのを知り、「正しく扱えば大丈夫なのに」「鉄砲が使えなくなってしまったら警固祭りでなくなってしまう」という不安と危機感でいっぱいになった。
昨年、外部の人の目にも触れる大学の展示会で飾るポスターのテーマに「警固祭り」を選んで出したところ、「大学生が興味を持ってくれている。デザインも今風でかっこいいので若い世代が興味を持つきっかけになるのでは」と川本さんの同級生の親で同市に住む相原さん(49)の目に留まった。相原さんから市の職員を通じて同祭り保存会に川本さんのことを紹介し、制作を依頼した。
ポスターはそれぞれ「警」「GO(固)」「祭」と書かれたA1サイズの3種類で、外からもたくさんの人に来てほしいとの思いを込めて、「GO(固)」を目立つ赤字にし、外国人にも伝わるようにと英語も取り入れた。字の一部が火縄銃の形になっており、保存会のメンバーの助言を受けて長久手で実際に使われる形と同じになるように細部までこだわった。
3種類のポスターは計200枚を発注しており、各地域に飾られる。チラシも作成しており、6日の新聞などに折り込まれる。川本さんは「このポスターをきっかけにたくさんの人が伝統ある警固祭りに足を運んでくれたら」と期待を込めた。
(2019年10月4日 中日新聞朝刊なごや東版より)