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学生活動  2019.10.01

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ハート形も若者向けノリ 豊川の老舗問屋 中京大生発案で商品化

学生のアイデアを取り入れた商品「とだふりのり」の試作品を披露する戸田理平商店の戸田国良さん(右)=名古屋市昭和区の中京大で

学生のアイデアを取り入れた商品「とだふりのり」の試作品を披露する戸田理平商店の戸田国良さん(右)=名古屋市昭和区の中京大で

 豊川市の県産ノリ問屋の老舗「戸田理平商店」が、中京大経営学部(名古屋市昭和区)の学生のアイデアを取り入れ、料理や弁当の飾り付けに使えるようハートなどの形に小さく切り分けた商品「とだふりのり」をつくった。10月中にも店頭やインターネットで販売する。

 協力したのは、企業経営や情報戦略などを学ぶ中村雅章教授ゼミの4年生15人。以前も地元商店と菓子などの商品を共同開発した実績があり、戸田理平商店の取締役戸田国良さん(36)が「ノリになじみが薄い20~30代の女性向けの商品を考えて」と依頼。昨年6月から意見交換を続けてきた。

 学生らはスーパーなどへ足を運び、女性客らに聞き取りを実施。「子どもが喜ぶ『キャラ弁』づくりで使えるよう細かくカット済みの商品があるとうれしい」との声を拾い上げたゼミ生の鈴木しおりさん(22)は「忙しいお母さんたちに手軽さと楽しさを感じてもらいたいと考えた」と提案理由を振り返った。

 ハートのほか、星や音符の形に切り分けたものもあり、2グラムずつ個包装して計3袋を250円前後で販売する予定。大学で試作品を披露した戸田さんは「若い世代に魅力を伝えるきっかけにしたい」と話した。 (安藤孝憲)

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