進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て

中日新聞掲載の大学記事

2010.04.14

愛知大学野球 愛院大勝ち点1

 愛知大学野球春季リーグ(中日新聞社後援)第2週第3日は13日、名古屋市の瑞穂球場で3回戦1試合があり、愛院大が1−0で中部大を下し、勝ち点1を獲得した。

 愛院大は1回、右前打の梶原を田中が送り、1死二塁。続く与世山が左中間を破る三塁打を放って、この試合唯一の得点を挙げた。先発浦野は、中部大打線を2安打に抑えて完封し、石川との投手戦を制した。

■直球の制球力向上 浦野が投手戦制す

 最後は「思い切り投げた」直球で、松岡を空振り三振に仕留めた。リーグ戦初完封。石川との投手戦に投げ勝った浦野は「勝ち点が取れて、次の戦いに勢いがついた」と満足そうに語った。

 直球の「質」を上げることを冬場の課題に据えた。左肩が開かないことに意識を置いて投げ込みを続けて制球力をつけ、「速いだけ」だった直球に磨きをかけた。

 3回、中前打の小坂に盗塁を許すなどして1死三塁。外野フライでも同点の場面で、狙ったとおりの低めに直球を投げ込み、下川をショートフライに。「(中部大の)石川もいい投手。1点もやりたくなかった」と浦野。冬場の練習で自信を増した直球で唯一のピンチを切り抜けた。

 直球を詰まらせた内野フライも多く、三振も8つ。時折見せる覚えたてのチェンジアップも、直球を引き立てた。2回戦を完投した永岡に続く好投でチームの好スタートに貢献した。 (宇佐美尚)

◇瑞穂(愛院大2勝1敗)
中部大 000000000―0
愛院大 10000000x―1

(2010年4月14日 中日新聞朝刊25面より)
  • X

戻る < 一覧に戻る > 次へ