HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > お知らせ
この記事の関連大学
藤田医科大生 災害時任せて 豊明団地 18人、防災サポーターに
災害時の避難所運営に大学生の力を借りようと、豊明団地に住む藤田医科大生を対象とした「防災サポーター研修」が、豊明市役所で開かれた。学生18人が参加し、避難所運営ゲーム(HUG)などで学んだ後、サポーターの認定を受けた。(角雄記)
同市では2017年度から、市内の豊明、星城高の生徒らを対象に「高校生防災サポーター」の養成に取り組んできた。実際に災害が発生して避難所が開設された場合、サポーターには市からの求めに応じて避難所の運営に協力してもらう仕組みで、今回の研修は同大生に対象を広げた形となる。
市によると、豊明団地には学生60人が居住し、団地の行事運営などに携わっている。市の取り組みである防災サポーターへの協力も大学側に求めたところ、快諾してもらい、研修が実現した。
研修では、「とよあけ災害ボランティアネットワーク」のメンバーが講師を務めた。災害に関する知識を学ぶクイズや、ゲーム形式で避難所の運営を仮想体験するHUGなどを実施。学生たちは4グループに分かれ、次々と持ち上がる運営上の課題やトラブルへの対処方法を議論し、それぞれのグループが出した結論を共有して、理解を深めていった。
参加した同大2年の竹島葵唯(あおい)さん(19)は「避難所に行った経験はなく、研修前までは運営がどういうものか想像できなかったが、具体的なイメージが湧いた。災害は起きないに越したことはないが、万が一の時には力を提供できれば」と話していた。
市防災防犯対策課の担当者は「若い人たちの力を最大限生かして、将来必ず起きるだろう災害を乗り越えていきたい」と期待していた。
(2019年8月1日 中日新聞朝刊なごや東版より)
同市では2017年度から、市内の豊明、星城高の生徒らを対象に「高校生防災サポーター」の養成に取り組んできた。実際に災害が発生して避難所が開設された場合、サポーターには市からの求めに応じて避難所の運営に協力してもらう仕組みで、今回の研修は同大生に対象を広げた形となる。
市によると、豊明団地には学生60人が居住し、団地の行事運営などに携わっている。市の取り組みである防災サポーターへの協力も大学側に求めたところ、快諾してもらい、研修が実現した。
研修では、「とよあけ災害ボランティアネットワーク」のメンバーが講師を務めた。災害に関する知識を学ぶクイズや、ゲーム形式で避難所の運営を仮想体験するHUGなどを実施。学生たちは4グループに分かれ、次々と持ち上がる運営上の課題やトラブルへの対処方法を議論し、それぞれのグループが出した結論を共有して、理解を深めていった。
参加した同大2年の竹島葵唯(あおい)さん(19)は「避難所に行った経験はなく、研修前までは運営がどういうものか想像できなかったが、具体的なイメージが湧いた。災害は起きないに越したことはないが、万が一の時には力を提供できれば」と話していた。
市防災防犯対策課の担当者は「若い人たちの力を最大限生かして、将来必ず起きるだろう災害を乗り越えていきたい」と期待していた。
(2019年8月1日 中日新聞朝刊なごや東版より)