名古屋市大学生消防団名古屋学院大分団の学生の講義に聞き入る熱田高の１年生たち＝熱田区千年の熱田高で

　名古屋市大学生消防団に所属する名古屋学院大（熱田区）の学生たちが、熱田高校で熱中症対策セミナーを開き、高校生らに「スポーツ活動中には、こまめな水分補給を心掛けて」などと呼び掛けた。

　名古屋学院大は昨年６月、大塚製薬との間で地域の健康増進を図る協定を締結。同社と連携し、学校や地域団体向けに熱中症対策講座を開催している。この日は同消防団名古屋学院大分団の学生７人が講師として訪れ、熱田高の１年生３２１人を対象に講義をした。

　分団長の宮原雅喜さん（２１）や副分団長の宇藤健太さん（２１）らがパワーポイントを使いながら「温度が低めでも湿度が高いときは汗が蒸発しにくいので要注意」「体調不良は事故のもと」などと熱中症の予防法を解説。水分補給は「喉が渇いてからでなく、例えば練習を始める前や時間を決めての補給を勧めたい」とアドバイスした。

（2019年7月23日　中日新聞朝刊県内版より）