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学生活動  2019.04.16

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春祭り にぎやかに、厳かに 「杵振り踊り」に名古屋の学生 白川・佐長田神社

子どもたちと一緒にみこしを担ぐ学生たち=白川町切井で

子どもたちと一緒にみこしを担ぐ学生たち=白川町切井で

 春祭りの季節が到来し、加茂郡でも五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災などを祈念する祭礼がにぎやかに、また厳かに営まれた。訪れた大勢の地元住民や観光客らは、地域に根ざした個性豊かな祭事を堪能した。(平井一敏)

 白川町切井の佐長田神社では14日、春の例大祭があった。五穀豊穣(ほうじょう)を願う呼び物の「杵(きね)振り踊り」には、地域おこしに取り組む南山大(名古屋市)の学生が初めて参加し、祭りを盛り上げた。

 400年の歴史がある祭り。小雨の中、ドングリ形のかさをかぶり、カラフルな衣装を着た地元の若者ら40人が笛や太鼓のおはやしに合わせ、長さ60センチほどの細長い杵を振って跳びはねるように踊りながら、神社周辺を練り歩いた。

 参加した学生は南山大ボランティアサークル「Together」の3人。町地域おこし協力隊の仲立ちにより4年前から、有志のメンバーらが切井地区で農作業や祭りの運営などに協力している縁で、祭りの世話役らが出演を呼び掛けた。

 地区の踊り手ら8人が1カ月前に名古屋に行き、踊りを指導。学生らはその後も映像を見ながら自主練習し、多くの見物客の前で伸び伸びと踊った。挑戦した同大総合政策学部3年の竹内義貴さん(20)は「伝統のある踊りを体験できて感激した」と声を弾ませた。

 他のメンバー8人も前日から地区に入り、子どもたちと一緒にみこしを担いだり、バザーを手伝ったりした。同大人文学部2年の山田遥さん(19)は「地域の人たちが温かく迎えてくれてありがたい。これからも活動を続けていきたい」と笑顔を見せた。

(2019年4月16日 中日新聞朝刊可茂版より)

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