春日井市の中部大（松本町）と同市民病院（鷹来町）は２５日、医療・保健の分野で包括的な協力関係を強化する覚書を交わした。同大が医療機関と提携するのは東海記念病院に続き２例目。

　同大での締結式に、山下興亜学長や市民病院の渡辺有三院長ら１１人が出席した。臨床実習の機会提供や共同研究、市民病院が開く研修会への大学教員の派遣などを定めた覚書に署名を交わした。

　渡辺院長は「市民病院には２２の診療科があり、すべての学生に勉強の場を提供できる。連携を密にして地域医療の向上につなげたい」とあいさつ。山下学長は「住民として最大限に協力していきたい」と話した。

（2010年3月26日　中日新聞朝刊近郊版より）