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お知らせ  2019.03.31

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藤田医科大で20年 アジア大学サミット 日本初開催

 アジアを中心に、世界各国の大学首脳らが集まる「アジア大学サミット」が2020年6月、愛知県豊明市の藤田医科大で開かれることが決まった。近く発表される。日本開催は初。研究から教育まで幅広い分野で日本の大学の存在感をアピールし、アジアの大学との関係強化につなげる。

 世界の大学ランキングを発表する英教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)」が16年からアジア各地で毎年開いている。これまでの開催地は香港、韓国、中国で、今年は4月末からアラブ首長国連邦で予定されている。

 急速な経済発展を背景に、中国や東南アジアなどでは博士号を取得する学生の海外留学が増加。しかし、留学先の多くは米国で、研究面でも日本とアジアの大学間連携は進んでいない。

 関係者によると、藤田医科大は、日本とアジア各国に欧米諸国を加えた各大学から計約700人の出席を想定。日本とアジアなど各国の大学トップが、自然科学分野での共同研究や教員らの人事交流、単位交換など具体的な提携交渉を進めることをもくろんでいる。

 過去のノーベル賞受賞者やアジアの大臣クラスを招いた記念講演開催も模索している。文部科学省や愛知県、経済界とも調整し、開催内容を詰めていく。

 藤田医科大は精神医科学などで世界的に高い評価を受け、付属病院の内視鏡手術支援ロボット「ダビンチ」によるがん手術でも広く知られている。18年の大学ランキングで、帝京大と並ぶ国内の私立大トップの「401~500位」に入っており、THE側がサミット開催を打診していた。(安田功)

(2019年3月31日 中日新聞朝刊1面より)

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