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中日新聞掲載の大学記事

2010.03.24

名大拠点に韓国学んで 出版協会317冊寄贈

 韓国の出版社でつくる大韓出版文化協会から名古屋大(名古屋市千種区)に韓国語の図書317冊が寄贈され、23日、同大中央図書館で目録の贈呈式が行われた。

 韓国語の文法書、韓国の文学の歴史を古代から現代まで概観した「韓国文学通史」(6冊)や小説のほか、情報技術(IT)関連の本も。贈呈先を推薦する在名古屋韓国総領事館が「地域の韓国学研究の拠点」として名大を選定。同総領事館の依頼で、同大大学院法学研究科の姜東局准教授ら韓国人教員4人が、現代韓国の全体像が浮かぶよう幅広く図書を選んだ。

 名大の浜口道成学長に目録を贈った李泰雨総領事は「由緒ある大学に寄贈できてたいへんうれしい。さらに規模を大きくするよう尽力し、日韓、ひいては東北アジア全体の交流が活発になるよう祈念する」と話した。

 浜口学長は「素晴らしいものをいただき、日本人の学生にとって刺激になる。世界各国からの留学生にも韓国文化に触れてほしい」と述べ、李総領事に感謝状を贈った。

(2010年3月24日 中日新聞朝刊33面より)
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