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2010.03.23
卒業生から新入生へ 不用品リレー
■名大の実行委 27、28日 リユース市
下宿生活を始める新入生に環境に優しい生活を送ってもらおう−。名古屋大(千種区)の学生たちが、卒業生の不用品を集めて、無償で提供する「リユース(再利用)市」を27、28日に同大で開く。一般の人の持ち込みや当日参加も歓迎している。 (片山夏子)
「この汚れ取れるかなあ」。同大全学教育棟A館の一室。洗濯機や電気カーペットなどの汚れをきれいにしようと、15人ほどの学生が奮闘する。冷蔵庫を掃除していた北山祐希さん(19)=農学部1年=は「思ったより汚れていて大変。でも、捨てられていたかもしれない物を使ってもらえるのはうれしい」と笑顔を見せた。
■家電など380点準備
リユース市は、卒業生の不用品を再利用して粗大ごみを減らし、環境負荷を軽減しようと毎年実施され、今年で15回目。環境サークル「ソング・オブ・アース」のメンバーを中心に開催するが、今年はホームページで活動を知った南山大の学生も参加している。名大から半径3.5キロの卒業生80人の下宿先を回り、既に家電のほか机や食器棚など380点が集まった。
当日は、抽選で引き取り手を決定。代金は無料だが、運営費へのカンパを募る。
実行委員会代表の井上慎哉さん(20)=情報文化学部2年=は「昨年のアンケートで提供者の半分がリユース市が無ければ捨てていたと回答した。環境への負荷が減るし、新入生にはお金がかからない。ずっと続けたい活動です」と話した。
持ち込みは24日まで。(問)同実行委=電090(9924)1045
(写真)引き取った電子レンジなどの不用品をきれいに掃除して、リユース市に出す準備をする学生ら=千種区の名古屋大で
(2010年3月23日 中日新聞朝刊市民版より)
下宿生活を始める新入生に環境に優しい生活を送ってもらおう−。名古屋大(千種区)の学生たちが、卒業生の不用品を集めて、無償で提供する「リユース(再利用)市」を27、28日に同大で開く。一般の人の持ち込みや当日参加も歓迎している。 (片山夏子)
「この汚れ取れるかなあ」。同大全学教育棟A館の一室。洗濯機や電気カーペットなどの汚れをきれいにしようと、15人ほどの学生が奮闘する。冷蔵庫を掃除していた北山祐希さん(19)=農学部1年=は「思ったより汚れていて大変。でも、捨てられていたかもしれない物を使ってもらえるのはうれしい」と笑顔を見せた。
■家電など380点準備
リユース市は、卒業生の不用品を再利用して粗大ごみを減らし、環境負荷を軽減しようと毎年実施され、今年で15回目。環境サークル「ソング・オブ・アース」のメンバーを中心に開催するが、今年はホームページで活動を知った南山大の学生も参加している。名大から半径3.5キロの卒業生80人の下宿先を回り、既に家電のほか机や食器棚など380点が集まった。
当日は、抽選で引き取り手を決定。代金は無料だが、運営費へのカンパを募る。
実行委員会代表の井上慎哉さん(20)=情報文化学部2年=は「昨年のアンケートで提供者の半分がリユース市が無ければ捨てていたと回答した。環境への負荷が減るし、新入生にはお金がかからない。ずっと続けたい活動です」と話した。
持ち込みは24日まで。(問)同実行委=電090(9924)1045
(写真)引き取った電子レンジなどの不用品をきれいに掃除して、リユース市に出す準備をする学生ら=千種区の名古屋大で
(2010年3月23日 中日新聞朝刊市民版より)