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2008.05.16
愛院大首位に並ぶ あすから中部大とV決戦
愛知大学野球春季リーグ(中日新聞社後援)は第6週第3日の15日、名古屋市の瑞穂球場で3回戦2試合を行った。愛院大は中京大を下して勝ち点を3に伸ばし、勝率も含めて首位の中部大に並んだ。名商大は愛工大に勝って勝ち点2とした。
17日からの第7週で愛院大と中部大との直接対決があり、勝ち点を取った方が優勝する。
愛院大は6−6の七回、敵失と本田、大野の適時打で勝ち越し。先発小川は過去最多の6点を失ったが、溝口の救援で逃げ切った。名商大は、延長11回に倉田が決勝打。先発水野が投げきり、小川と並んで5勝目を挙げた。
ミス誘う王者の野球
重圧をかけてミスを誘い、そのミスを最大限に生かす。相手のわずかなほころびから勝利への道を切り開く愛院大の野球が、ライバル心をむき出しにして向かってきた中京大を屈服させた。
2点を追う6回。一死満塁から本田が三ゴロを放つと、三塁走者の若山が好スタート。三塁手は本塁をあきらめ二塁へ送球したが、やや呼吸が合わなかった二塁手がはじいてセーフ。球は近くに落ちたものの、二塁走者の寺田も判断よく本塁を陥れて同点とした。
その後も、相手の飛球の目測ミスや悪送球などに乗じて加点。中盤から右足に違和感を覚えるなど、不調だったエース小川を救った。
本田主将は「(若山らが)足で重圧をかけたから、相手にミスが出た。常にすきを突く自分たちの野球ができた」。敵の村瀬監督は「これが実力だ」とため息をついた。
抜け目のなさを見せつけた3連覇中の王者。次週は、リーグ最少失策(6)の守備力を誇る中部大と優勝をかけて戦う。 (鈴木智行)
◇瑞穂(愛院大2勝1敗)
中京大 110010300―6
愛院大 10000531X―10
本塁打(京)浜村
◇同(名商大2勝1敗)
名商大 01000000001―2
愛工大 00001000000―1
(延長11回)
(2008年5月16日 中日新聞朝刊22面より)
17日からの第7週で愛院大と中部大との直接対決があり、勝ち点を取った方が優勝する。
愛院大は6−6の七回、敵失と本田、大野の適時打で勝ち越し。先発小川は過去最多の6点を失ったが、溝口の救援で逃げ切った。名商大は、延長11回に倉田が決勝打。先発水野が投げきり、小川と並んで5勝目を挙げた。
ミス誘う王者の野球
重圧をかけてミスを誘い、そのミスを最大限に生かす。相手のわずかなほころびから勝利への道を切り開く愛院大の野球が、ライバル心をむき出しにして向かってきた中京大を屈服させた。
2点を追う6回。一死満塁から本田が三ゴロを放つと、三塁走者の若山が好スタート。三塁手は本塁をあきらめ二塁へ送球したが、やや呼吸が合わなかった二塁手がはじいてセーフ。球は近くに落ちたものの、二塁走者の寺田も判断よく本塁を陥れて同点とした。
その後も、相手の飛球の目測ミスや悪送球などに乗じて加点。中盤から右足に違和感を覚えるなど、不調だったエース小川を救った。
本田主将は「(若山らが)足で重圧をかけたから、相手にミスが出た。常にすきを突く自分たちの野球ができた」。敵の村瀬監督は「これが実力だ」とため息をついた。
抜け目のなさを見せつけた3連覇中の王者。次週は、リーグ最少失策(6)の守備力を誇る中部大と優勝をかけて戦う。 (鈴木智行)
◇瑞穂(愛院大2勝1敗)
中京大 110010300―6
愛院大 10000531X―10
本塁打(京)浜村
◇同(名商大2勝1敗)
名商大 01000000001―2
愛工大 00001000000―1
(延長11回)
(2008年5月16日 中日新聞朝刊22面より)