切り絵を使った型染めを体験した留学生たち＝新城市で

　ＮＰＯ法人奥三河田舎暮らし隊（戸田由信理事長）は１６、１７日、新城市内で留学生を対象としたモニターツアーを企画した。「食」「体験」「宿泊」を連携させて奥三河の活性化を図る「農泊事業」を、外国人の立場から体感してもらった。

　南山大に留学する米国、ドイツ、インドネシア、ベトナムの８人と准教授１人が参加した。新城総合公園内にある「フォレストアドベンチャー・新城」で林の中での空中散歩を楽しんだり、静岡との県境に近い「峠の茶店　紋屋」で切り絵を使った型染めを体験したりした。

　農家民宿「おかじま」に泊まった後、梅農家「ゆうファーム」で梅の苗植えをした。

　留学生たちは「名古屋から近い地に、こんな環境があるとは知らなかった」「観光地化されていない『本当の日本』に触れた」といった感想を話した。

（2019年2月19日　中日新聞朝刊東三河総合版より）