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学生活動  2019.02.18

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学生歌舞伎 万感の千秋楽 南山大→東海学園大安田さん指導、惜別の幕

最後の公演となった「さよなら東海学園歌舞伎」=天白区の東海学園大で

学生に歌舞伎の指導をする安田特最後の公演となった「さよなら東海学園歌舞伎」=天白区の東海学園大で任教授(左端)=天白区の東海学園大で

 2014年度から続く東海学園大学生歌舞伎の最終公演が17日、天白区中平2の同大名古屋キャンパスであった。保護者や市民ら約80人が見守り、終了を惜しんだ。 (松野穂波)

 演目は「白浪五人男」で知られる「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ) 稲瀬川勢揃(せいぞろ)いの場」。かつらを付けて隈(くま)取りをし、役になりきった学生らが堂々と演じた。捕手(とりて)に囲まれた五人男が一人ずつ名乗りを上げる場面では、客席からおひねりが飛んだ。

 指導する同大文学部特任教授の安田文吉さん(74)は、南山大時代から15年間にわたり学生歌舞伎に携わってきたが、安田ゼミが18年度限りでなくなるため、公演は今回が最後。終演後には4年生から安田教授らに花束が贈られ、客席からは「安田歌舞伎、千秋楽!」と拍手が上がった。

 安田教授を慕って同大に進学し、捕手役で出演した1年渡辺渚(なぎさ)さん(19)は「いつか五人男をやってみたかった。寂しいが、15年の最後を飾る舞台に上がれて良かった」と話した。

(2019年2月18日 中日新聞朝刊市民版より)

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