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学生活動  2019.02.09

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信濃川島駅の活性化に奮闘 来月、任期終了 夏に児童とペンキ塗り

■愛知出身 大学2年 辰野町地域協力隊 角谷さん

 辰野−塩尻駅のJR中央東線(通称・辰野線)の活性化に向け、辰野町地域おこし協力隊の角谷達則さん(21)=日本福祉大2年=が奮闘している。3月に任期を終えるが、「今後も町に関わり続けたい」と、夏に再び町を訪れて小学生と駅の柵のペンキ塗りをする計画だ。 (板倉陽佑)

 愛知県東海市出身。大学1〜2年の時に授業で辰野町に通い、川島小の運動会や横川峡紅葉祭りなどでボランティア活動をした。大学2年の時にホタル祭りの手伝いをしていて観光客の多さに驚いた。「なんでこんなにたくさんの人を呼べるのに人口が減少するんだろう」と不思議に思い、町に深く関わりたいと地域おこし協力隊に応募した。

 町では趣味を生かして鉄道関係の事業を企画した。町内でも人口減が進む川島地区の信濃川島駅に着目し、地元の小学生たちを招いて駅ホームのさびてぼろぼろになった柵のペンキ塗りをするイベントを計3回実施。辰野線のPR動画の制作にも携わり、動画共有サイト「ユーチューブ」で魅力を広くアピールした。

 信濃川島駅の柵はまだ全体の4分の1ほどしかペンキ塗りが終わっていない。4月に大学に復学するが、「中途半端なままだと、自分がまたこの駅に来たときに申し訳なく思う」と話し、今夏に再び作業をして完成を目指す。「きれいになった駅に鉄道ファンを呼び込みたい」と意欲的だ。

(2019年2月9日 中日新聞朝刊南信版より)

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