日進市にちなんだデザインのキャッシュカードを手にする名古屋学芸大の鷲島さん（左）と小川さん

　名古屋銀行は、日進市のシンボルマークや同市のマスコットキャラクター「ニッシー」をあしらった２種類のＩＣキャッシュカードの発行を始めた。日進市の名古屋学芸大の学生がデザインを手掛けた。

　銀行と市は、地方創生分野で包括連携協定を結んでおり、地域の魅力を発信するシティプロモーションの一環として、銀行側から提案があった。シンボルマークとマスコットを使った２パターンのデザインについて、市が名古屋学芸大デザイン学科の学生に制作を依頼した。

　それぞれ５案ずつの応募があり、市がデザインの親しみやすさなどから審査を実施。シンボルマークを全面に生かした鷲島明香里さんの案と、市内の名所の五色園にちなんで５色の葉を取り入れた小川ひかるさんの案が選ばれた。

　名古屋銀行の国内の全店で発行でき、既存のカードから切り替えにも対応している。（角雄記）

（2018年12月20日　中日新聞朝刊なごや東版より）