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中日新聞掲載の大学記事

学生活動  2018.12.13

北勢線でサンタ電車 学生がお菓子プレゼント

 三岐鉄道(四日市市)は15日、桑名市といなべ市間を走る北勢線で、クリスマスを前に、サンタにふんした四日市大の学生が車内でお菓子を配る「サンタ電車」を運行する。北勢線と地域の活性化を目指して学生が始めた取り組みも今年で9回目を迎え、冬の風物詩となっている。

 東員駅を午前10時35分に出発。西桑名駅、星川駅、楚原駅、阿下喜駅に数回ずつ停止し、東員駅に午後2時32分に戻る。開催中の正午と午後1時半には西桑名駅に、いなべ市のマスコットキャラクター・うめぼ〜や、桑名市のゆめはまちゃんらが集まる。

 四日市大で「鉄道とまちづくり」の授業を受講している総合政策学部の学生14人が運営。受講生は9月から三岐鉄道の歴史などを担当教官の岩崎恭典学長や鉄道職員らから学んだ。授業の集大成としてサンタ電車では、学生が自ら三岐鉄道の活性化に関わり、乗客と交流する。

 岩崎学長は「四日市大の学生は車社会で生きてきた子が多く、電車に乗った経験が少ない。鉄道の在り方について考え、次の世代に伝えていくきっかけとなれば」と授業の意図を話す。2年の桜井崇さんは「この機会を通じて鉄道に親しみ、魅力を外部に発信したい」と意欲を見せた。(問)三岐鉄道運輸課=059(364)2143(西川拓)

(2018年12月13日 中日新聞朝刊北勢版より)

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