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中日新聞掲載の大学記事

お知らせ  2018.12.14

「がまキューブ」 不具合の可能性 電波受信できず

 愛知県蒲郡市の愛知工科大が、地元中小企業と製作し、10月に打ち上げられた超小型人工衛星「がまキューブ」の電源スイッチや、制御回路に不具合がある可能性が高いことが分かった。衛星からの電波を一度も受信できていないという。開発した同大工学部電子制御・ロボット工学科の西尾正則教授(63)が13日、記者会見して明らかにした。

 機体は10月29日、鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Aロケットに相乗りして打ち上げられた。50分後にロケットから分離され、高度613キロを南北方向に回る軌道に投入されたとみられる。

 本来はその数分後、衛星の電源が自動で入ってアンテナを展開、電波送信を始める予定だったが、大学の受信設備でこれまで電波を確認できていない。西尾教授は「何かの弾みで電源が入る可能性はゼロではないので追跡は続ける」と話した。がまキューブは大学と蒲郡市の中小企業7社が協力して製作。搭載した発光ダイオード(LED)を遠隔操作で光らせ、市民に観測してもらう計画だった。

(2018年12月14日 中日新聞朝刊32面より)

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