木曽広域連合の原連合長（右）に寄付金を渡す日本福祉大県人会の天野会長（中）ら＝木曽町役場で

　日本福祉大（愛知県美浜町）の長野県出身学生でつくる同大県人会（３６０人）が１０日、２０１４年９月の御嶽山噴火災害からの復興に役立ててほしいと、大学祭模擬店の売り上げの１部１万６８４８円を木曽広域連合に寄付した。

　木曽地域は２０１７、１８年度に学生の就労研修を受け入れるなど同大と交流がある。今年１１月の大学祭では、県人会と研修経験者が木曽地域の復興支援を掲げて出店。上松町産みそを使った豚汁、長野県産リンゴ、リンゴジュースなどを販売した。

　同大３年で県人会長の天野歩未乃（ふみの）さん（２０）が大学関係者と木曽町役場を訪ねて「観光客を増やすのに使ってほしい」と、木曽広域連合長を務める原久仁男町長に寄付金を渡した。原広域連合長は「大事に使わせていただく」と感謝していた。

（2018年12月11日　中日新聞朝刊信州版より）