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学生活動  2018.11.02

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とよた学生盛り上げ隊 仲間も依頼も続々 中京大でラグビーW杯PR

イベントの企画を話し合う盛り上げ隊のメンバー=豊田市小坂本町で

イベントの企画を話し合う盛り上げ隊のメンバー=豊田市小坂本町で

 イベントの企画やボランティア活動を通じて豊田市の魅力向上に努める学生団体「とよた学生盛り上げ隊」の活動が浸透しつつある。学生数は9大学の22人を数え、定期的に集まって活動しており、さまざまなイベントから協力依頼が舞い込んでいる。(久野賢太郎)

 10月26日夜。学生10人ほどが、市産業文化センター(小坂本町)の和室にハロウィーンの仮装姿で集まった。ポップスが流れる中、お菓子やお茶を楽しみながら、和気あいあいと催しのプランを練っている。

 盛り上げ隊は昨年4月に発足。参加資格は、豊田市の活性化を考える大学生、短大生、専門学校生であれば誰でもよく、市外から参加するメンバーもいる。

 盛り上げ隊の次の出番は、11月2〜4日に中京大豊田キャンパス(貝津町)で開かれる「中京大学とよた祭」。開催まであと1年を切ったラグビーワールドカップ(W杯)日本大会のPRブースを自分たちで企画し運営。ラグビーを身近に感じてもらおうと、ラグビーボール投げやキックの体験などを楽しめるという。

 盛り上げ隊の活動範囲が広がるにつれ、若い力とアイデアを求め、さまざまな依頼が舞い込んでくるようになった。11月10日には炮烙(ほうろく)山のウオーキングイベントの企画と運営を市から任された。メンバーが参加者にみたらし団子を振る舞ったり、クイズ大会を開いたりと盛り上げる計画だ。

 このほかにも、学生が作る地域の人気店のマップや、不要な教科書や参考書の無料譲渡会など、学生視点の催しを予定している。

 学校や住む地域の枠組みを超え、交流しながら地域貢献を楽しむ取り組みは学生にもメリットが大きい。愛知大4年の中野達貴さん(22)=豊田市山之手=は「普通の学生ができないようなことをたくさん経験できる。他大学の学生だけでなく、サポートしてくれる市職員や地域の方など、社会人との交流もできて社会勉強になる」と意義を話した。

 盛り上げ隊では随時、入会者を募っている。(問)市青少年センター=0565(32)6296

(2018年11月2日 中日新聞朝刊豊田版より)

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