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学生活動 2018.11.01
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特産品売って木曽の力に 日福大で3日 インターン学生や出身者

大学祭への来場を呼び掛ける(左から)大江さん、天野さん、野村さん=東海市の日本福祉大東海キャンパスで
経済学部3年の大江捷矢(かつや)さん(23)=豊川市=と、野村和馬さん(23)=知立市=が8月に11日間、長野県と地元自治体が主催するインターンシップ(就業体験)に参加後、大学の職員を通じて県人会を紹介してもらい、協力を呼び掛けた。
大江さんは上松町のプールで利用者の監視や子どもたちの補助などを務めた。「町役場の人から観光客が減っていると聞いた。学習の機会をいただいたので、力になりたいと思った」と話す。野村さんは、木曽町で郷土料理や農作業などの体験メニューを提供するNPO法人を手伝い、「お年寄りのお客さんが多い。もっと若者に紹介したい」と感じた。2人とも現地の人の温かさや自然の美しさにも魅了されたという。
県人会は毎年、福祉大学祭で特産品を販売しており、2人も加わることになった。今回は、特別に提供する豚汁に使うみそを、上松町産の手作りみそに変更。売り上げの一部を木曽地域に寄付することになった。豚汁は1杯200円、長野産のリンゴは一玉150円。木曽町の観光ポスターも展示し、PRに一役買う。
県人会代表で、社会福祉学部3年の天野歩未乃(ふみの)さん(20)は「間接的にでも、地元に恩返しができるならやりがいがある。長野の良さを知ってもらい、足を運んでもらえたらうれしい」と力を込めた。
(2018年11月1日 中日新聞朝刊知多版より)