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学生活動  2018.11.01

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特産品売って木曽の力に 日福大で3日 インターン学生や出身者

大学祭への来場を呼び掛ける(左から)大江さん、天野さん、野村さん=東海市の日本福祉大東海キャンパスで

大学祭への来場を呼び掛ける(左から)大江さん、天野さん、野村さん=東海市の日本福祉大東海キャンパスで

 2014年の御嶽山噴火の影響で観光客が落ち込む長野県木曽地域の力になりたいと、日本福祉大の長野県人会と現地のインターンシップ(就業体験)に参加した学生計12人が、3日午前10時半から同大美浜キャンパスで開かれる福祉大学祭で長野の特産品を販売する。売り上げの一部は、長野県名古屋事務所を通じて寄付する。(大槻宮子)

 経済学部3年の大江捷矢(かつや)さん(23)=豊川市=と、野村和馬さん(23)=知立市=が8月に11日間、長野県と地元自治体が主催するインターンシップ(就業体験)に参加後、大学の職員を通じて県人会を紹介してもらい、協力を呼び掛けた。

 大江さんは上松町のプールで利用者の監視や子どもたちの補助などを務めた。「町役場の人から観光客が減っていると聞いた。学習の機会をいただいたので、力になりたいと思った」と話す。野村さんは、木曽町で郷土料理や農作業などの体験メニューを提供するNPO法人を手伝い、「お年寄りのお客さんが多い。もっと若者に紹介したい」と感じた。2人とも現地の人の温かさや自然の美しさにも魅了されたという。

 県人会は毎年、福祉大学祭で特産品を販売しており、2人も加わることになった。今回は、特別に提供する豚汁に使うみそを、上松町産の手作りみそに変更。売り上げの一部を木曽地域に寄付することになった。豚汁は1杯200円、長野産のリンゴは一玉150円。木曽町の観光ポスターも展示し、PRに一役買う。

 県人会代表で、社会福祉学部3年の天野歩未乃(ふみの)さん(20)は「間接的にでも、地元に恩返しができるならやりがいがある。長野の良さを知ってもらい、足を運んでもらえたらうれしい」と力を込めた。

(2018年11月1日 中日新聞朝刊知多版より)
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