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イベント 2018.10.29
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仕事と家庭のインターンシップ 学生、体験の成果発表
大学生が仕事と家庭の両立を体験する「仕事と家庭のインターンシップ」参加者による報告会が28日、中日新聞社であった。社会人の先輩の姿を通じて生まれた意識の変化を発表した。
県が昨年から企画している一風変わったインターンシップで、学生たちは受け入れ先の企業で就業体験をするだけでなく、従業員の家庭を訪問して、子育てや家事を手伝う。報告会では参加した県内の大学生10人が2人1組で発表した。
名古屋大3年の松原広華さん(20)、岡崎女子短大1年の佐野もと実さん(19)の2人は菓子メーカーの春日井製菓(名古屋市西区)で就業体験し、同社社員の松下あゆみさん(40)の家庭を訪問した。松下さんが夫や2人の息子たちとともに家事を分担してこなす姿を見て「家事は自分だけでやる必要はない。家族がチームになって支え合うことが大事」と気づいたという。
また、育休中の社員が情報交換する「パパ・ママ会」の取り組みが、松下さんらの発案によって実現したことを紹介。「働きやすい環境は自分たちでつくれば良いのだと考えが変わった」と語った。
ほかの学生たちも「理想の家庭を追い求めすぎず、楽をすることも大事」「家庭も職場も日ごろからコミュニケーションを取っておくことが支え合える環境づくりにつながる」などと体験で得た成果を発表した。 (武藤周吉)
(2018年10月29日 中日新聞朝刊県内版より)
県が昨年から企画している一風変わったインターンシップで、学生たちは受け入れ先の企業で就業体験をするだけでなく、従業員の家庭を訪問して、子育てや家事を手伝う。報告会では参加した県内の大学生10人が2人1組で発表した。
名古屋大3年の松原広華さん(20)、岡崎女子短大1年の佐野もと実さん(19)の2人は菓子メーカーの春日井製菓(名古屋市西区)で就業体験し、同社社員の松下あゆみさん(40)の家庭を訪問した。松下さんが夫や2人の息子たちとともに家事を分担してこなす姿を見て「家事は自分だけでやる必要はない。家族がチームになって支え合うことが大事」と気づいたという。
また、育休中の社員が情報交換する「パパ・ママ会」の取り組みが、松下さんらの発案によって実現したことを紹介。「働きやすい環境は自分たちでつくれば良いのだと考えが変わった」と語った。
ほかの学生たちも「理想の家庭を追い求めすぎず、楽をすることも大事」「家庭も職場も日ごろからコミュニケーションを取っておくことが支え合える環境づくりにつながる」などと体験で得た成果を発表した。 (武藤周吉)
(2018年10月29日 中日新聞朝刊県内版より)