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2010.02.22
合同シンポ始まる 名大とカイロ大 環境などテーマ
【カイロ=内田康】環境、エネルギー問題をテーマに、エジプトのカイロ大と名古屋大の合同シンポジウムが21日、カイロ大で2日間の日程で始まった。名大からはエコトピア科学研究所アジア資源循環研究センター長の長谷川達也教授らが参加し、現地の研究者と議論を交わした。
エジプトは人口増加と経済成長が続く一方、水や大気の汚染に悩まされ続けている。食品廃棄物のエネルギー源への活用など、環境保護と経済成長の両立を模索する名大の研究をエジプトでも役立てようと、在エジプト日本大使館の仲介で昨年秋、初のシンポジウム開催が決まった。
開会セレモニーにはカイロ大のフセイン・ハレド副総長らが出席。長谷川教授は、浜口道成名大学長の「実り多き議論を期待する」というメッセージを紹介した。石川薫駐エジプト大使は、経済成長の一方で水俣病など深刻な公害に悩まされた歴史にふれ、「日本の過ちを繰り返してほしくない」と訴えた。
(写真)長谷川達也名大教授(左端)や石川薫・駐エジプト日本大使(左から3人目)らが出席した名大・カイロ大合同シンポジウム=21日、カイロ大で(内田康撮影)
(2010年2月22日 中日新聞朝刊県内版より)
エジプトは人口増加と経済成長が続く一方、水や大気の汚染に悩まされ続けている。食品廃棄物のエネルギー源への活用など、環境保護と経済成長の両立を模索する名大の研究をエジプトでも役立てようと、在エジプト日本大使館の仲介で昨年秋、初のシンポジウム開催が決まった。
開会セレモニーにはカイロ大のフセイン・ハレド副総長らが出席。長谷川教授は、浜口道成名大学長の「実り多き議論を期待する」というメッセージを紹介した。石川薫駐エジプト大使は、経済成長の一方で水俣病など深刻な公害に悩まされた歴史にふれ、「日本の過ちを繰り返してほしくない」と訴えた。
(写真)長谷川達也名大教授(左端)や石川薫・駐エジプト日本大使(左から3人目)らが出席した名大・カイロ大合同シンポジウム=21日、カイロ大で(内田康撮影)
(2010年2月22日 中日新聞朝刊県内版より)