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イベント  2018.10.02

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国際ダンスコンペティション創作部門優勝 清洲MDA 10日に公演 名古屋

優勝した石原さん(中)とメンバーたち=清須市の清洲MDAで

優勝した石原さん(中)とメンバーたち=清須市の清洲MDAで

 舞踊家石原弘恵さん=清須市清洲=が率いる「清洲MDA(モダンダンスアカデミー)」チームが、8月に東京都内であった第20回東京なかの国際ダンスコンペティションの創作部門で初優勝した。優勝作を含む創作ダンス公演「窺知(きち)〜わたしの在処(ありか)〜」を10日、名古屋・栄の県芸術劇場小ホールで開く。 (長谷義隆)

 メンバーは、石原さんをリーダーに黒田勇さん(22)=北名古屋市、岡田玲奈さん(22)=大府市、鈴木美詠子さん(30)、平田栞さん(20)=以上清須市、戸田百香さん(19)=米国留学中=の6人。戸田さんを除き、至学館大(大府市)生や社会人。

 優勝作は、石原さんの新作「囲(かこい)〜ヨリドコロ〜」。うずくまれば人がやっと入れる狭い枠を用いて、前向きに生きようとしても、ひきこもりたくなる心の葛藤を「無機質で幾何学的な動きを多用したダンス」で表現。現代舞踊協会賞、審査委員特別賞など4賞も併せて受賞した。

 石原さんは特定の指導者に就かず、娘のためにダンス教室を始めた母の立子さん(66)と二人三脚で独自のスタイルを築いた、異色の舞踊家。創作ダンスの強豪・至学館高(名古屋市)ダンス部のコーチも務め、自身や指導チームが国内外での入賞歴が多数ある。清洲MDAとしては国際大会での優勝は初めて。

 石原さんは「コンクールという戦いの場で、どう評価されるか追求してきたが、念願の国際大会で優勝したので、20年に及んだコンクール人生はこれで終わり。これからは財産になる作品を作りたい」と抱負を語った。

 創作ダンス公演の本編のチケットは完売。午後4時半からのゲネプロを追加公演として有料公開(3500円)する。(問)清洲MDA=090(3953)3322

(2018年10月2日 中日新聞朝刊県内総合版より)

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