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学生活動  2018.09.29

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タペストリー 熱田PR 区が制作、中部空港に掲示へ

 外国人客や東海地方以外に住む国内客向けに熱田区の観光名所を発信しようと、同区は10月1日から中部国際空港の国内線到着コンコースに特大タペストリーを掲示する。同月8日からは、空港内の観光案内所で英語版ガイド冊子の配布も開始。観光PRに本格的に取り組み始める。

 区によると、外国人客の増加で熱田神宮の参拝客は近年増え、2015、16年度は700万人を突破した。ただ「熱田の地名は、京都や大阪ほどには知られていない」として、区は昨年、地域そのものをブランド化する事業を始め、熱田区のブランドマークとキャッチフレーズを作った。

 タペストリーは縦2.4メートル、横1.8メートル。旧東海道の船着き場だった「宮の渡し公園」や熱田神宮、回遊式日本庭園がある「白鳥庭園」の3種類を制作した。いずれもブランドマークと「君を待つまち 熱田」のフレーズを掲載している。

 一方、冊子はA5判16ページで、区内の名古屋学院大外国語学部の協力で5000部制作した。同大の学生たちが名所案内の英訳のほか、老舗かまぼこ店や卸売市場近くのマグロ専門店など、お薦め店の取材も担った。

 かまぼこ店を取材した4年生大音(おおおと)みゆさん(21)は「おいしさをどうやって伝えるか、英訳では相当悩んだ」と話した。区の担当者は「歴史と文化がある熱田は、東海地方以外の地域や外国にも売り込んでいけるはず。熱田から名古屋を元気にしていきたい」と意気込んでいる。(森若奈)

(2018年9月29日 中日新聞朝刊市民版より)

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