英教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」が発表した今年の世界の大学ランキングで、藤田保健衛生大（豊明市）が、国内の私立大でトップタイとなる「４０１〜５００位」に入った。東海地方でのトップは名古屋大で、３０１〜３５０位だった。

　ランキングは毎年実施され、論文の引用数や教員一人あたりの学生数、留学生の占める割合など１３指標で審査される。藤田保健衛生大は昨年の５０１〜６００位を上回り、国内の全大学でも７位タイに食い込んだ。得意とする精神医科学や、公衆衛生学研究を中心とした世界的な論文での引用数の多さが評価を得たとみている。星長清隆学長は取材に「非常に名誉であり、教職員が頑張った成果だ。今後も教育と研究に力を入れたい」と述べた。

　私大では帝京大が藤田保健衛生大と同じ順位に入り、順天堂大、慶応大、近畿大、日本医科大、立教大、早稲田大はいずれも６０１〜８００位。愛知医科大も８０１〜１０００位に入った。

　世界のトップテンは、英オックスフォード大（１位）、英ケンブリッジ大（２位）、米スタンフォード大（３位）など英米勢が独占。（安田功）

（2018年9月28日　中日新聞朝刊県内版より）