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お知らせ 2026.08.11
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ホウ素と中性子の核反応で攻撃 がん新治療 臨床研究開始へ 藤田医大、10月にも
藤田医科大(愛知県豊明市)は10日、ホウ素と中性子の核反応でがん細胞を死滅させる治療法「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)」による膵臓(すいぞう)がんなどの治療に向けた特定臨床研究を10月をめどに始めると発表した。新しい装置と併用薬の開発を進め、2029年の臨床試験開始を目指す。
BNCTは、がん細胞にホウ素を取り込ませやすくする薬剤を患者に点滴し、中性子を照射することで、ホウ素と中性子の核反応で発生した粒子ががん細胞を破壊する治療法。ほかの細胞を傷つけにくいというメリットがある。切除できない顔や首など体表面に近いがんで20年に保険適用が認められている。
特定臨床研究では、より深い部位にある膵臓や胆道のがん治療に向けた応用を目指す。「陽電子放射断層撮影(PET)検査」と呼ばれる手法で、がんの悪性度やがん細胞内にあるホウ素の集積を評価。複数の方向から中性子を照射できる装置を開発し、世界で初めてとなるBNCTによる膵臓がんや胆道がんの治療を目指す。
がん細胞内のホウ素濃度が高い方が治療の効果が高いため、取り込んだホウ素の流出を防ぐための併用薬の開発も進める。
藤田医科大は、28年夏までに大学敷地内にBNCTの装置が入る専用治療施設を建設し、臨床試験を始める方針。金井好克・BNCT研究センター長は「一人でも多くの患者さんに治療を届けられるようにしたい」と話している。
(2026年8月11日 中日新聞朝刊26面より)
BNCTは、がん細胞にホウ素を取り込ませやすくする薬剤を患者に点滴し、中性子を照射することで、ホウ素と中性子の核反応で発生した粒子ががん細胞を破壊する治療法。ほかの細胞を傷つけにくいというメリットがある。切除できない顔や首など体表面に近いがんで20年に保険適用が認められている。
特定臨床研究では、より深い部位にある膵臓や胆道のがん治療に向けた応用を目指す。「陽電子放射断層撮影(PET)検査」と呼ばれる手法で、がんの悪性度やがん細胞内にあるホウ素の集積を評価。複数の方向から中性子を照射できる装置を開発し、世界で初めてとなるBNCTによる膵臓がんや胆道がんの治療を目指す。
がん細胞内のホウ素濃度が高い方が治療の効果が高いため、取り込んだホウ素の流出を防ぐための併用薬の開発も進める。
藤田医科大は、28年夏までに大学敷地内にBNCTの装置が入る専用治療施設を建設し、臨床試験を始める方針。金井好克・BNCT研究センター長は「一人でも多くの患者さんに治療を届けられるようにしたい」と話している。
(2026年8月11日 中日新聞朝刊26面より)