進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 学生活動

「違いを共に生きる」を理念に、一人ひとりの中にある自分らしさを信じ、次代を生き抜く力を育みます

中日新聞掲載の大学記事

学生活動  2018.09.21

この記事の関連大学

芋焼酎で佐久島おこし 来春発売へ 住民や学生ら収穫

焼酎づくりのために掘り出されたサツマイモ=西尾市の佐久島で

焼酎づくりのために掘り出されたサツマイモ=西尾市の佐久島で

 西尾市の佐久島で新たな特産品として島で取れたサツマイモを原料にした芋焼酎造りが進んでいる。来年春の販売開始を目指すプロジェクトの中心を担う島を美しくつくる会の鈴木喜代司会長(63)は「愛知県を代表するブランド焼酎にしたい」と意気込んでいる。(宇佐美尚)

 プロジェクトにはJA西三河や醸造会社の相生ユニビオ(西尾市)、市などが協力。島ではJA西三河が休耕地対策として寄贈したトラクターも活用して昨年、サツマイモ栽培を始め、今春には試作の焼酎を完成させた。今年は本格的にサツマイモ作りに取り組み休耕地だった畑を含めて計約2000平方メートルで栽培。アート作品で知られる島のサツマイモという以外にも付加価値を付けようと無農薬にこだわった。

 19日には愛知淑徳大の学生グループや、島おこしに協力するNPO法人「若者自立支援塾ONE STEP」のメンバーらも参加して約50人が収穫作業をした。参加者たちは手足を泥だらけにしながら、丸々と太ったサツマイモを掘り出していった。今年は少雨や高温で、出来は今ひとつというが、3時間の作業で1トンほどを収穫した。学生グループのリーダー青砥祐太さん(20)=岡崎市真伝町=は「芋掘りを体験できるのは貴重。若い人に島のいいところを伝えるお手伝いもしたい」と笑顔を見せた。

 サツマイモはJA西三河から相生ユニビオに出荷して焼酎に加工する。商品名やラベルは愛知淑徳大の学生らが検討する予定。来春には720ミリリットル入りで2000本の販売を目指している。

 鈴木会長は「島民だけでは難しいことも、たくさんの人が協力してくれるからできる。焼酎造りが人の交流や島のPRにもつながるようにしたい」と力を込める。

(2018年9月21日 中日新聞朝刊西三河版より)
  • X

戻る < 一覧に戻る > 次へ

資料請求・願書請求 この大学のHPを見る