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学生活動 2025.03.06
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認知症の人 みんなで支えよう 千種区で愛知淑徳大生ら児童向け教室

認知症について伝える紙芝居を、寸劇を交えて児童に披露する愛知淑徳大の学生たち=千種区の富士見台小で
区役所などでつくる区地域包括ケア推進会議が企画。同大福祉貢献学部の黒川文子教授(40)のゼミと連携し、区内の小学校のトワイライトスクールで2017年から開いている。
3年生のゼミ生12人が紙芝居「もしも、桃太郎のおじいさんが認知症になったら…」を上演。物忘れが激しくなったおじいさんを周囲が支える様子が描かれ、学生たちが寸劇を交えて披露した。「覚えることが難しくなっても、周りの人がいれば好きなことを続けられる」と呼びかけた。
「夏なのに厚着」「小銭の計算が苦手」といった特徴的な症状をイラストから学べる間違い探しも出題。富士見台小が母校という仲本有希さん(21)は「みんな楽しんでくれて、うまく伝えられたと思う。困っている人がいたら知識を生かして助けてあげてほしい」と期待した。(小林大晃)
(2025年3月6日 中日新聞朝刊市民総合版より)