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お知らせ  2018.09.17

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中日劇場緞帳 愛大で第2幕 壁掛けに加工作者・平松さん母校

緞帳のタペストリーを見る学生たち=名古屋市中村区の愛知大名古屋キャンパスで

緞帳のタペストリーを見る学生たち=名古屋市中村区の愛知大名古屋キャンパスで

 中日劇場(名古屋市中区)で長年親しまれてきた緞帳(どんちょう)の一部が壁掛けのタペストリーに加工され、愛知大名古屋キャンパス(同市中村区)に設置された。作者の日本画家、平松礼二さん(77)の母校という縁で、学生たちを見守る。 (栗山真寛)

 桜の花びらやハスの葉が浮かぶ池を描いた緞帳は高さ9.5メートル、幅21.8メートルの大作だった。展示用に高さ3メートル、幅4メートルと、高さ2メートル、幅4メートルの二つに裁断し、加工した。大きい方は、講義棟1階のエントランスホールに展示。小さい方は、本館研究棟1階のロビーで、学生たちが獲得したトロフィーや賞状などを展示するガラスケースの棚の上に飾った。いずれも、授業に向かう学生や、待ち合わせスペースの来客の目に留まる場所を選んだ。

 中日劇場が3月末に閉場するまで、20年近く使われてきた緞帳は汚れもたまっていた。加工する際に清掃し、花びら一枚一枚の微妙な色の使い分けや、ハスの葉のきらめきが分かるほどに。作品を見た学生たちは「この色使いすごいよ」などと話していた。

 愛知大は、劇場で使われていた当時の写真と、平松さんについての説明パネルを近くに掲示する予定という。

(2018年9月17日 中日新聞朝刊県内版より)

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