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イベント 2018.08.14
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男声合唱 聴衆酔わす 南山・上智大OBら 22年ぶり共演
カトリック系が縁で交流のある、男声合唱の南山大メイルクワイヤーと東京の上智大グリークラブの交歓演奏会(中日新聞社など後援)が12日、東海市の市芸術劇場で開かれた。22年ぶりの復活となった演奏会には両団から約110人が出演し、約700人の聴衆が聞き入った。
曲目はミサ曲や黒人霊歌、合唱組曲「水のいのち」「月下の一群」「富士山」。合同ステージの「富士山」には、両団OBと上智の現役学生を合わせ100人を超えるメンバーが登場。低音パートが富士山の大地を力強く重厚なハーモニーで表現し、高音パートはゆったりと「日本一の山」の荘厳さを響かせた。最後に、雨雲と夕映えの富士山が織りなす情景が表情豊かに歌い上げられると、大きな拍手が湧き起こった。
両校は1961年から東京と名古屋で交互に合同演奏会を開いてきたが、部員の減少により96年を最後に中断していた。南山大は昨年3月に部員がゼロとなり、現役の活動も停止している。
南山大メイルクワイヤーOB会長の小沢善隆さん(70)=中川区=は「演奏会をOBだけで楽しむのではなく、現役復活への起爆剤としたい」と力を込めた。上智大OB合唱団代表の斉藤久志さん(65)=東京都練馬区=は「(富士山は)歌いがいのある合同曲。持てるものを出して歌うことができた」と満足げに話した。(石田嘉隆)
(2018年8月14日 中日新聞朝刊なごや東版より)
曲目はミサ曲や黒人霊歌、合唱組曲「水のいのち」「月下の一群」「富士山」。合同ステージの「富士山」には、両団OBと上智の現役学生を合わせ100人を超えるメンバーが登場。低音パートが富士山の大地を力強く重厚なハーモニーで表現し、高音パートはゆったりと「日本一の山」の荘厳さを響かせた。最後に、雨雲と夕映えの富士山が織りなす情景が表情豊かに歌い上げられると、大きな拍手が湧き起こった。
両校は1961年から東京と名古屋で交互に合同演奏会を開いてきたが、部員の減少により96年を最後に中断していた。南山大は昨年3月に部員がゼロとなり、現役の活動も停止している。
南山大メイルクワイヤーOB会長の小沢善隆さん(70)=中川区=は「演奏会をOBだけで楽しむのではなく、現役復活への起爆剤としたい」と力を込めた。上智大OB合唱団代表の斉藤久志さん(65)=東京都練馬区=は「(富士山は)歌いがいのある合同曲。持てるものを出して歌うことができた」と満足げに話した。(石田嘉隆)
(2018年8月14日 中日新聞朝刊なごや東版より)