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イベント 2018.08.08
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南山、上智大 男声合唱 22年ぶり交歓演奏会 OBら 12日、東海市で
創立65周年を迎えた男声合唱の南山大メイルクワイヤーと、東京の上智大グリークラブが、合同演奏会を22年ぶりに復活させる。12日、東海市の市芸術劇場で両校の交歓演奏会(中日新聞社など後援)を開く。出演者の1人で、南山側OBの高校教諭金子章生さん(53)=緑区=は、自身の教え子やかつて技量を競い合った仲間と同じ舞台に立つことを楽しみにしている。(石田嘉隆)
カトリック系の両大は、1961年に第1回交歓演奏会を東京で開催して以来、現役部員らが東京と名古屋で交互に演奏会を重ねた。双方とも部員が100人ほどいたこともあったが、学生の部活離れなどで部員が減少し、96年の第31回を最後に合同演奏会は途絶えた。南山側は昨年3月、部員がゼロとなり現役の活動は停止した。
南山大メイルクワイヤーOB会長の小沢善隆さん(70)=中川区=らが15年ほど前から演奏会復活のため奔走し、12日は両校OB約110人と上智の現役学生9人によるステージが実現する。曲目は合唱曲の「月下の一群」「富士山」やミサ曲、黒人霊歌など。
かつて学生指揮者として活躍した金子さんは「月下の一群」でタクトを振る。以前に勤めた名古屋西高校の教え子のピアニスト、永坂夕貴さん(28)=北区=が、繊細な演奏で舞台に色を添える。
高校時代の永坂さんに音楽の道へと進むことを後押しした金子さんは、「いつか同じ舞台で」という思いもあり、今回、声を掛けた。合唱でのピアノ演奏は初めてという永坂さんは、合唱とピアノの演奏を「対話」と捉え、「合唱の問いかけに答えるよう、一つの音楽につくり上げていきたい」と抱負を語った。
今回「富士山」の客演指揮を務める神戸市在住の上智大グリークラブOB合唱団常任指揮者、太田務さん(56)とも、金子さんは縁がある。太田さんが学生時代所属していた関西学院グリークラブと南山大メイルクワイヤーが86年に名古屋で合同演奏会を開催した時、ともに指揮者として出演した。32年ぶりに同じ舞台に立つ。太田さんは「学生指揮者として個人的に競い合ったことが懐かしい。今回の演奏会を機に南山の現役が復活することを願いたい」と話した。
演奏会は午後2時開演。全席自由で1500円。(問)実行委員長の小木曽哲夫さん=090(2186)3434
(2018年8月8日 中日新聞朝刊市民総合版より)
カトリック系の両大は、1961年に第1回交歓演奏会を東京で開催して以来、現役部員らが東京と名古屋で交互に演奏会を重ねた。双方とも部員が100人ほどいたこともあったが、学生の部活離れなどで部員が減少し、96年の第31回を最後に合同演奏会は途絶えた。南山側は昨年3月、部員がゼロとなり現役の活動は停止した。
南山大メイルクワイヤーOB会長の小沢善隆さん(70)=中川区=らが15年ほど前から演奏会復活のため奔走し、12日は両校OB約110人と上智の現役学生9人によるステージが実現する。曲目は合唱曲の「月下の一群」「富士山」やミサ曲、黒人霊歌など。
かつて学生指揮者として活躍した金子さんは「月下の一群」でタクトを振る。以前に勤めた名古屋西高校の教え子のピアニスト、永坂夕貴さん(28)=北区=が、繊細な演奏で舞台に色を添える。
高校時代の永坂さんに音楽の道へと進むことを後押しした金子さんは、「いつか同じ舞台で」という思いもあり、今回、声を掛けた。合唱でのピアノ演奏は初めてという永坂さんは、合唱とピアノの演奏を「対話」と捉え、「合唱の問いかけに答えるよう、一つの音楽につくり上げていきたい」と抱負を語った。
今回「富士山」の客演指揮を務める神戸市在住の上智大グリークラブOB合唱団常任指揮者、太田務さん(56)とも、金子さんは縁がある。太田さんが学生時代所属していた関西学院グリークラブと南山大メイルクワイヤーが86年に名古屋で合同演奏会を開催した時、ともに指揮者として出演した。32年ぶりに同じ舞台に立つ。太田さんは「学生指揮者として個人的に競い合ったことが懐かしい。今回の演奏会を機に南山の現役が復活することを願いたい」と話した。
演奏会は午後2時開演。全席自由で1500円。(問)実行委員長の小木曽哲夫さん=090(2186)3434
(2018年8月8日 中日新聞朝刊市民総合版より)