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スポーツ  2018.08.03

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87年前の甲子園決勝が縁 台湾・国立嘉義大と中京大が交流試合

 1931(昭和6)年の全国中等学校優勝野球大会(現在の全国高校野球選手権)の決勝を戦った中京商と台湾・嘉義農林の流れをくむ、中京大と国立嘉義大の交流試合が2日、名古屋市瑞穂区のパロマ瑞穂球場であった。

 台湾で2014年、嘉義農林の甲子園での雄姿を描いた映画「KANO 1931海の向こうの甲子園」がヒットしたのがきっかけで、両大学は友好協定を締結。16年から毎年、交流試合を開いている。

 この日は、5回に4点を先制し、投手陣が相手打線を封じた中京大が5−0で勝利。試合前には両学の名前が入った横断幕を掲げたり、記念品を交換したりして親交を深めた。

 「どの時代も甲子園は球児の憧れ。87年前、同じ目標に向かって戦った学校同士がこうして戦えるのは、良い縁だと思う」と中京大の松尾優作主将(22)。嘉義大の高宸軒主将(20)も「先輩たちのおかげで、日本で交流戦ができてうれしい」と話していた。

 甲子園の決勝では4−0で中京商が勝利。交流戦の通算成績は、中京大の5勝1敗となった。3日は豊田市運動公園で第2試合を戦う。

(2018年8月3日 中日新聞朝刊県内版より)

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