連携協定を結んだ春日井市の伊藤市長（右）と名城大の吉久学長＝春日井市役所で

　春日井市は１８日、名城大と、防災やまちづくりに関する連携協定を結んだ。同市と大学の連携は中部大に続いて２例目。

　市内には名城大の農学部付属農場がある。市と名城大は２０１０年４月に連携講座に関する覚書を結び、農場を利用した野菜栽培講座などを市民向けに開いている。

　今回の連携協定は、防災とまちづくり、生涯学習などで協力する。理工学部の情報技術（ＩＴ）や薬学部との商品開発などで連携を深める。

　市役所で締結式があり、伊藤太市長と名城大の吉久光一学長が協定書に署名した。伊藤市長は「対応しなければいけない事案があるときに、総合大学の研究者の力があるのは助かります」と話し、吉久学長は「連携するなかで、学生たちの成長にも期待したい」と話した。（丸山耀平）

（2018年7月19日　中日新聞朝刊近郊版より）