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中日新聞掲載の大学記事

スポーツ  2018.06.21

4月創部 中部学院大の空手道部 全員1年生 全国へ

形や組手の練習に取り組む選手たち=関市桐ケ丘の中部学院大関キャンパスで

形や組手の練習に取り組む選手たち=関市桐ケ丘の中部学院大関キャンパスで

 今年4月に創部した中部学院大(本部・関市)の空手道部は、全員が1年生ながら、11人中9人が5月にあった東海地区大会で優秀な成績を収め、24日に名古屋市の愛知県武道館で開かれる全日本学生空手道選手権大会への出場を決めた。大会に向けて、関市桐ケ丘の関キャンパス内にある武道場での練習にも熱がこもる。

 県内の空手界では小中学生で活躍する選手は多いが、高校生以上が練習できる場が少なく、これまで優秀な選手は県外に流出してきた。このため、世界選手権を4連覇した西濃運輸空手道部監督の若井敦子さん(46)らを中心に「県内で若手選手を育成できる場をつくりたい」と働きかけ、同大と系列校の済美高校(岐阜市)に高大一体型の空手道部が本年度からスタート。若井さんが監督に就任した。

 多忙で練習に毎日は来られない若井さんをサポートする形で、ぎふ清流国体にも出場した大学職員安福由佳さん(33)が形、美濃市を拠点に小中学生対象の道場「和道会美濃支部」で指導する山口聡孔(あきよし)さん(33)が組手のコーチとして指導している。

 部員は男子6人、女子5人。全員が経験者で、全国大会で優秀な成績を収めた選手もいる。選手たちは平日の午後5〜7時の2時間、高校生部員5人と合同で練習する。形と組手に分かれて各自が真剣な目つきで取り組むが、休憩中には冗談を言い合う姿も。主将の盛一(もりいち)拳斗さん(18)は「できて間もない部活だが皆とても仲が良く、お互いライバルとして競い合える関係になっている」と胸を張る。

 愛知県豊田市であった春季東海地区空手道選手権大会では、女子個人形で1〜3位を独占し、全国出場が決定。男子個人形は2人、組手でも男女それぞれ2人が全国への切符を手にした。男子個人形で出場の谷口璃空(りく)さん(18)は「上級生もいるが、出たからには全国優勝を目指したい」と気合十分だ。

 安福さんは「完全な挑戦者だが、少しでも上の成績を狙いたい」と意気込む。山口さんは「自分の道場で教える小中学生にとっても、県内の強い先輩の見本ができた。全国で正々堂々と戦ってほしい」と話した。(鈴木太郎)

(2018年6月21日 中日新聞朝刊岐阜総合版より)

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