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学生活動  2018.04.17

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「大門」の歴史物語に 愛知淑徳大生らデジタル絵本完成

デジタル絵本を手掛けた加納さん(左から2人目)ら=中村区で

デジタル絵本を手掛けた加納さん(左から2人目)ら=中村区で

 大正−昭和時代中期まで一大歓楽地として栄えた中村区の大門地区を舞台にしたデジタル絵本「娘たちのべんがら街」が完成した。新大門商店街関係者とともに、愛知淑徳大の学生らが地域の歴史を感じさせる物語に仕上げた。企画に携わった呉服店主の加納栄志さんは「昭和の雰囲気が残る町の歴史に触れてほしい」と話す。

 主人公の女子大学生が、祖母との思い出を振り返りつつ昭和までタイムスリップするストーリー。名古屋第一赤十字病院(中村日赤)東の同地区で、べんがら塗りの塀が特徴的な「料亭稲本」など実在する建物や飲食店も登場する。

 昨夏、商店街と同大創造表現学部(長久手市)の松本佳津教授らが企画。ゼミの4年生が参加した。学生たちは2016年、QRコードを使って商店街を紹介するマップを作成しており、当時の姿も伝えることで大門を知ってもらい、地域の活性化につなげようと今回の絵本づくりに至った。

 学生たちは加納さんと協力し、店主やお年寄りらのべ30人にインタビュー。文章やさし絵も学生が手掛け、教授や加納さんと交流のあるコンサルタント業丹羽綾さん=瑞穂区=が文章構成などの編集を担当した。丹羽さんは「大門を知らない名古屋の大人たちにも読んでほしい」と呼び掛ける。絵本は、アマゾンのインターネット書店「キンドル」から無料でダウンロードできる。 (佐々木香理)

(2018年4月17日 中日新聞朝刊市民総合版より)
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