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中日新聞掲載の大学記事

2010.01.05

愛院大が決勝進出 全国地区対抗大学ラグビー

 第60回全国地区対抗大学ラグビー大会(中日新聞社後援)は4日、瑞穂ラグビー場で準決勝2試合が行われ、愛院大(東海・北陸)は東京都市大(関東1区)に47−17で勝ち、決勝に駒を進めた。8年ぶり2度目の優勝を狙い、6日の決勝で新潟大(関東2区)と対戦する。

■7トライ47点

 前半いまいち流れに乗りきれなかった愛院大が後半に地力の差を見せつけた。7トライで47得点。高田正義監督(45)も「後半は選手が切り替えて立て直した。良かったと思う」と及第点を与えた。

 前半は苦しかった。開始早々にFL今井のトライで先制したが、以降は反則をくり返した。「受け身に回ってしまった」と負傷の中前主将に代わってキャプテンを務めたCTB打矢(うちや)。攻め込まれてはキックで難を逃れる場面も多く、19−10で折り返したものの、チームとしてはどこかちぐはぐだった。

 「コミュニケーションをもっと取るように」。ハーフタイムでの高田監督の指示に選手たちの修正は早かった。4分、自陣で相手のハイパントキックをキャッチしたSO黒田が中央突破し、パスを受けた桑田が中央にトライ。相手のスペースを見つけては互いに指示を出し、次々に飛び込むことで攻撃にリズムが生まれた。「テンポが良くなり、本来の形ができた」と打矢。19、33、37分にもトライを重ねた。

 8年ぶりの出場で優勝に王手。決勝で当たる新潟大は体が大きいが、高田監督は「リーグ戦で戦った名城大や朝日大と似ている」とやりにくさはないという。ひざのけがで大事を取った中前主将も復帰する見込みだ。「前半の入りからアタックして、もう少し愛院大らしさを出したい」と打矢。東海勢の5連覇に向け、愛院大が最初からエンジン全開で臨む。 (高橋雅人)

▽準決勝
新潟大(関東2区) 47−10 北大(北海道)

愛院大(東海・北陸) 47−17 東京都市大(関東1区)

(2010年1月5日 中日スポーツ7面より)
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