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学生活動  2018.03.28

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ものづくりの楽しさ伝授 日福大生が「こども建築塾」 比でも開講

 日本福祉大健康科学部(半田市)の坂口大史(だいし)助教(32)に学ぶゼミ生15人は、子どもたちにものづくりの楽しさを伝える「亀崎こども建築塾」を開いている。(辻晃平)

 半田市亀崎地区にとどまらず、昨年12月にはフィリピン・ボホール島でも塾を開講。坂口助教は「(教える側の)学生たちは、大学内では学べないことも経験できている」と話す。

 ボホール島での開講は、坂口助教が防災研究のために同国を訪れたことがきっかけ。ボホール島は2013年10月にマグニチュード(M)7を超える地震で大きな被害を受けた。坂口助教は「建築技術が発達していない発展途上国の子どもたちに、建築技術を学ぶきっかけを与えたかった」と語る。

 建築塾には現地の子どもたち50人ほどが参加し、竹で秘密基地を造った。竹は開講前にゼミ生が島内の山で切り出した。

 亀崎では、昨年10月から5回開講。新聞紙や竹など身近な素材を使って、タワーや秘密基地などを造った。今月24日には半田市さくら小学校で開催され、園児や児童ら200人が参加した。

 ゼミ生の3年、白井翼さん(21)は「地域にある大学の学生として地域に根付いていきたい。フィリピンでの建築塾は限られた中で材料を調達するのが大変だった」と話した。

(2018年3月28日 中日新聞朝刊知多版より)

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