動画「ぶらとこ」のワンシーン。ドローンを使ってとこにゃんを撮影した＝ぶらとこ動画専用ページから

　常滑市は２２日、市内の観光を若い女性向けにＰＲする動画「ぶらとこ」を公開した。インスタグラムやフェイスブックなどの会員制交流サイト（ＳＮＳ）での拡散を狙う。

　市の若手職員９人がチームを組み、１０代から３０代の女性をターゲットに企画。スマートフォンを使う若者が気軽に見ることができるよう１本３０秒程度の短い動画にした。

　常滑市と連携する名古屋芸術大や、中部国際空港と連携する金城学院大の学生が出演。巨大招き猫の「見守り猫　とこにゃん」がある同市中心部のやきもの散歩道や大野町の古い町並みを散策したり、陶芸体験や空港でのセグウェイ体験をしたりする。企画した若手職員が登場し、撮影スポットの豆知識を紹介するコーナーもある。

　現時点で９本が完成しており、小鈴谷地区を題材にした残り１本も完成次第公開する。同市のシティープロモーションを進める「ＬＯＶＥ　ＴＯＫＯ」のホームページ上に動画の専用ホームページを設けた。企画した若手職員は「動画を見た人に街へ来てもらい、常滑の良いところを拡散してもらえれば」と話している。（小西数紀）

（2018年3月23日　中日新聞朝刊知多版より）