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学生活動  2018.03.02

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外国人の誘客へ 地酒や食考える 恵那で講演会

 中津川市と恵那市への誘客を図る「ひがしみの観光推進協議会」は、外国人向けの観光資源としての地酒や郷土食の可能性を探る講演会を、恵那市大井町の中山道広重美術館で開いた。フランス人きき酒師のセバスチャン・ルモアンヌさん(50)が、課題や目指すべき方向性を伝えた。

 協議会が、日本酒の国際発信を進める名城大農学部との連携事業として企画し、両市の観光に関係する業者ら30人が耳を傾けた。

 講演を前に、両市にある酒蔵、観光地や市街地を訪ねたセバスチャンさんは、欧州のワインツーリズムと対比しつつ「日本では酒造りの技術よりも、原料の米や水、酒蔵の歴史に興味が湧いた」と感想を語った。

 林業や地歌舞伎など魅力的な資源の豊かさを挙げる一方、「酒蔵の試飲を有料にして、新たな投資につなげるべきだ」「観光資源を相互に結ぶ交通が弱い」と課題も指摘した。

 協議会と名城大は今秋にも、地酒と食を生かした外国人向けモニターツアーの開催を計画している。(福本雅則)

(2018年3月2日 中日新聞朝刊東濃版より)

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