県柔道整復師会の県民公開講座（中日新聞社後援）が１８日、名古屋・名駅のウインクあいちで開かれ、藤田保健衛生大の羽田道信教授が防災に役立つ日用品の活用法をテーマに講演した。

　同会は会員が手分けして避難所でエコノミークラス症候群の対策を指導する態勢を整えるなど災害対策に力を入れている。３月１１日で東日本大震災から７年となるのを前に、防災意識を高めてもらおうと講座を企画し、約２００人が参加した。

　羽田教授は風呂敷を結んでリュックサック形の非常用持ち出し袋にする方法などを実演。「日ごろから近所の人と顔の見える関係を築いておくことが大切」と述べた。

（2018年2月19日　中日新聞朝刊県内版より）