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2017.12.19

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大健闘の地方代表・朝日大 自主性重視 強豪に肉薄

 16日に行われた全国大学選手権3回戦で、東海・北陸・中国・四国代表の朝日大は関東リーグ戦3位の流通経大に34−54で敗れたものの、残り20分まで6点差で食らいついた。関東、関西勢の力が圧倒的な大学界で大健闘の内容だったが、吉川充監督は「惜しいというより悔しい。地方代表も戦えることを勝って証明したかった」と満足せず、再挑戦を誓った。

 流通経大戦では、昨季から元NECの土佐忠麿コーチが指導するバックス陣の決定力が光った。トンガ代表に選ばれたナンバー8、バイラヌを起点に大きく展開するスタイルで計4トライ。それでも終盤に力尽き、フランカー小薗恭平主将は「日頃から(会場の)秩父宮をイメージしながら練習することが大事」と後輩に思いを託した。

 ヤマハ発動機出身の吉川監督が岐阜県にある朝日大の監督となったのは2001年。それ以前は練習にジーパン姿で現れたり、サボったりする学生も少なくなかった。就任後は学生リーダーを軸にして自主性を育むことを心掛けてきた。

 地域代表決定戦が「1次リーグ」として取り込まれた12年度大会から連続出場し、関東、関西勢には大敗の連続。「地方の出場枠はいらないのではないか」という声を見返したい気持ちは強かった。持ち越しとなった念願の勝利に向け、吉川監督は「足りなかったものを探しにいこう」と選手に来季の奮闘を呼び掛けた。

(2017年12月19日 中日新聞夕刊5面より)

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