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2017.12.18

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インターンで地域理解 今夏参加の学生が報告会

 県内の学生が地域の魅力を知るきっかけをつくる「出会っていいんじゃないプロジェクト」が17日、金沢市片町の金沢学生のまち市民交流館であった。今年夏に初めてあった県内の地域理解を深める「共創インターンシップ」の参加者が活動を報告した。(督あかり)

 県内8大学や各自治体、企業などでつくる「いしかわ学生定着推進協議会」(事務局・金沢大)が主催。小松市、七尾市、輪島市、能登町で4〜8日間のインターンシップ(就業体験)があり、金沢大、金沢工業大、金沢星稜大、北陸大の学生12人が参加した。

 七尾市では、釶打(なたうち)ふるさとづくり協議会事務局長の村田正明さん(69)が学生を受け入れて支援する「地域サポーター」に。参加した学生3人は、地区の家庭を回り、中高生向けのアンケートを回収してデータをまとめたり、米を袋に詰めたりした体験を語った。

 金沢工業大工学部2年の松葉悠真さん(19)は「アンケートで中高生が祭りの運営などに使ってほしいと思っていることが分かり、地域の人が驚いていた」と振り返った。松葉さんは岐阜県揖斐川町出身。「高齢化や過疎化の問題は地元も同じ。親近感を感じ、自分たちの地元のことも考えたいと思った」と語った。

 今回のプロジェクトには、県内の学生ら26人が参加。県内で活躍する社会人4人のトークセッションもあり、学生時代の活動や仕事の魅力を伝えた。

(2017年12月18日 北陸中日新聞朝刊金沢加賀版より)

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