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2017.11.19

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大同大バレー部 悲願初V 東海1部リーグ 創部から半世紀で

 名古屋市南区の大同大バレーボール部が今秋、東海1部リーグ男子で初優勝した。選手が打つスパイクやサーブの本数や角度を研究するなど練習の工夫を重ね、1964(昭和39)年の創部以来初めて、半世紀越しの優勝をもぎとった。 (池内琢)

 バレーボールの東海1部リーグ男子は、大同大や中京大、愛知大など東海地方の8校で結成。総当たりのリーグ戦で勝敗を競い、大同大が6勝1敗で、2位の中京大に得失点差で競り勝った。

 「自ら目標を持ち、積極的な練習が成果につながった」と、山田雄太監督は分析する。

 2012年の就任後、専門の運動生理学の知識を生かして、スパイクを打つ時の効率的な肩の動かし方などを選手に助言。各選手が打つスパイクやサーブのコースや角度を調べ、選手個人のクセを把握し、改善につなげていった。

 科学的な手法に加え、週6回、夕方2時間半の練習のメニューは選手自身が決め、主体的に考えさせるようにした。「高校時代にバレーでやり残したことがあり、ハングリーな選手が多い。勝利にこだわる気持ちを引き出したかった」と話す。

 宿敵の中京大には直接の対戦で負けたものの、リーグ戦の得失点差で悲願の1部の頂点に立った。工学部4年の永井智主将は「ずっと目標だった1部で優勝できたのは誇り」と喜び、今月末東京で始まる全日本インカレでは、8強入りを目指し躍進を誓う。

(2017年11月19日 中日新聞朝刊市民版より)

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