厚手の毛織物「ツイード」素材の魅力を発信しようと、椙山女学園大生活環境デザイン学科のファッションショーが１８日、名古屋市北区の商業施設「ｔｏｎａｒｉｎｏ（トナリノ）」であった。

　今年で３回目。一宮市を中心とする尾州産地の毛織物業者らが生地を提供し、学生１８人が自らデザイン、制作した衣装を身にまとった。

　フランスの高級ブランドをイメージし、実際にパリで研修した学生がデザインした衣装を多く紹介。フリルをあしらったロングスカートや、ファー素材と組み合わせたコートなどを披露した。３年の森岡美月さん（２１）は「パリでデザイン、設計した衣装を尾州ツイードという良質な生地で形にできて良かった」と満足していた。

　ファッションショーは、ツイード素材の服や小物を身に着け、自転車で街を走るイベント「ツイードラン」の一環として開催された。　（竹谷直子）

（2017年11月19日　中日新聞朝刊県内版より）

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