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2017.11.07

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道路橋メンテ技術 富山などで展示会

 全国的に老朽化が問題になっている道路橋のメンテナンスに関する技術展示会が6日、金沢工業大(石川県野々市市)などであった。富山県立大や金沢工大、金沢大、福井大の46歳以下の若手教員らが技術的な支援をしようと、本年度から進める取り組みの1つとして企画した。

 北陸地方では特に海側からの風や凍結防止剤の散布により、道路橋の塩害の進行が早い。コンクリート内のアルカリ性の成分が砂利や砂に反応して起きるアルカリシリカ反応と呼ばれる劣化により、コンクリートにひび割れが起きやすいとされる。

 会場では18団体がブースを開設し、石川県内などの自治体関係者やコンクリート診断士、技術士らが来場。国立研究開発法人産業技術総合研究所(茨城県)は人工知能(AI)を使ってハンマーなどの打音に異常があれば端末に通知するシステムを紹介した。

 中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋(名古屋市)は三次元レーダーで道路内部の劣化を調査できる技術、金沢工大徳永研究室はドローン(小型無人機)や無線操縦のボートを利用した橋などを検査できるシステムを提案。来場者は説明を聞いたり、熱心に質問するなどしていた。

 技術展示会は富山市民プラザでも開かれた。 (鴨宮隆史)

(2017年11月7日 北陸中日新聞朝刊富山総合版より)

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