HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て
2017.11.14
この記事の関連大学
金沢の都市温暖化 防げ 工大生と市職員らが議論
熱環境などの面から都市計画や建物の建築設計を考えるワークショップが13日、野々市市の金沢工業大であった。建築家や都市計画の専門家、金沢市役所の都市計画課や環境政策課の職員、学生らが参加し、金沢市のまちづくりに関して意見交換した。
金沢工大建築学科の円井基史准教授の研究室の学生らが、近年問題になっているヒートアイランド(都市温暖化)現象について、金沢市でも年平均気温が100年前と比べて2.09度上昇していることを指摘。
一方で夜間に緑地からの冷気流が金沢城や浅野川から市街地に吹き込んでいるが、高層の建物や道路で遮られていることを説明し、熱環境を把握した上でまちづくりを進めることの重要性を訴えた。
参加者は3班に分かれて熱環境などを考えた都市計画を話し合った。発表で「片町・香林坊・広坂」を考えた班は、建物の敷地面積に対する建築面積の割合を下げて風が通る道をつくることを提案。「武蔵ケ辻」の班は交差点の地下に車道を設け、地上は歩行者の空間にする案を発表した。 (鴨宮隆史)
(2017年11月14日 北陸中日新聞朝刊石川版より)
■関連大学はこちら
・ 金沢工業大学
金沢工大建築学科の円井基史准教授の研究室の学生らが、近年問題になっているヒートアイランド(都市温暖化)現象について、金沢市でも年平均気温が100年前と比べて2.09度上昇していることを指摘。
一方で夜間に緑地からの冷気流が金沢城や浅野川から市街地に吹き込んでいるが、高層の建物や道路で遮られていることを説明し、熱環境を把握した上でまちづくりを進めることの重要性を訴えた。
参加者は3班に分かれて熱環境などを考えた都市計画を話し合った。発表で「片町・香林坊・広坂」を考えた班は、建物の敷地面積に対する建築面積の割合を下げて風が通る道をつくることを提案。「武蔵ケ辻」の班は交差点の地下に車道を設け、地上は歩行者の空間にする案を発表した。 (鴨宮隆史)
(2017年11月14日 北陸中日新聞朝刊石川版より)
■関連大学はこちら
・ 金沢工業大学