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2009.11.29
日ロの学生 ロボット交流 豊橋技科大生ら
■モスクワでフェス高度な技術互いに実演
【モスクワ=中島健二】日本のロボット競技会でトップレベルの実力を持つ日本の3大学の学生たちが27日、モスクワ大工学研究所で開かれた全ロシア・ロボット技術フェスティバルに参加。日ロ双方がそれぞれ国内の大会に出場させたロボットを公開、稼働させるなどして、高度技術を糧にした日ロ間の若者が交流を深めた。
参加したのは今年の大学ロボットコンテスト全国大会で優勝した豊橋技術科学大(豊橋市)や優勝経験のある金沢工業大(石川県野々市町)、東京大の学生、大学院生ら13人。フェスティバルでは、まず日本側が昨年のコンテスト優勝ロボットを披露、巧みに物を持ち上げる動きを、ロシアの学生たちが驚きの表情で見つめた。
ロシア側も赤外線感知走行ロボットなどを実演。日ロの学生が混成チームをつくり、アイデアを出し合って2台のロボットを作製する試みにも挑んだ。
一行は、ロボット技術の交流を求めるロシア側の呼び掛けを受け、日本外務省の青年交流事業で22日から訪ロ、研究状況のヒアリングなどを行ってきた。
学生たちを率いてきた豊橋技術科学大の鈴木新一教授は「学問としてのロシアのロボット工学は高度なものがある」と評価。同大大学院の上野祐樹さん(23)も「理論を突き詰めていくロシアの工学は興味深い」と関心を寄せていた。
(写真)全ロシア・ロボット技術フェスティバルで日本のロボットの動きを披露する学生たち=モスクワ大工学研究所で(中島健二撮影)
(2009年11月29日 中日新聞朝刊21面より)
【モスクワ=中島健二】日本のロボット競技会でトップレベルの実力を持つ日本の3大学の学生たちが27日、モスクワ大工学研究所で開かれた全ロシア・ロボット技術フェスティバルに参加。日ロ双方がそれぞれ国内の大会に出場させたロボットを公開、稼働させるなどして、高度技術を糧にした日ロ間の若者が交流を深めた。
参加したのは今年の大学ロボットコンテスト全国大会で優勝した豊橋技術科学大(豊橋市)や優勝経験のある金沢工業大(石川県野々市町)、東京大の学生、大学院生ら13人。フェスティバルでは、まず日本側が昨年のコンテスト優勝ロボットを披露、巧みに物を持ち上げる動きを、ロシアの学生たちが驚きの表情で見つめた。
ロシア側も赤外線感知走行ロボットなどを実演。日ロの学生が混成チームをつくり、アイデアを出し合って2台のロボットを作製する試みにも挑んだ。
一行は、ロボット技術の交流を求めるロシア側の呼び掛けを受け、日本外務省の青年交流事業で22日から訪ロ、研究状況のヒアリングなどを行ってきた。
学生たちを率いてきた豊橋技術科学大の鈴木新一教授は「学問としてのロシアのロボット工学は高度なものがある」と評価。同大大学院の上野祐樹さん(23)も「理論を突き詰めていくロシアの工学は興味深い」と関心を寄せていた。
(写真)全ロシア・ロボット技術フェスティバルで日本のロボットの動きを披露する学生たち=モスクワ大工学研究所で(中島健二撮影)
(2009年11月29日 中日新聞朝刊21面より)