進学ナビ

HOME > 中日新聞掲載の大学記事 > 全て

中日新聞掲載の大学記事

2017.09.20

この記事の関連大学

みよし 学生、住民、行政が連携 防犯巡回や住宅診断

 空き巣など住宅への侵入盗から街を守ろうと、みよし市三好丘行政区で、地元の東海学園大の学生と住民、行政が一体となって防犯活動に乗り出した。豊田署による防犯研修会で侵入盗の手口や対策を学び、住宅を点検して住民にアドバイスする「住宅防犯診断」を実施する。(岸友里)

 連携するのは、東海学園大経営学部の有志でつくる防犯グループ「TOPS(トップス)」、地元の自主防犯グループ「三好丘行政区防犯パトロール隊」と、市防災安全課の職員。計200人ほどになる。

 警察から提供された最新の犯罪情勢などの情報を3団体で共有。地域の実情に沿った防犯対策を練った上で、活動日に2、3人1組で地域を巡回する。初回は27日を予定しており、豊田署から交付された身分証「防犯実施者証」を着けた各団体のメンバーが住宅を点検する。当面は毎月1回、巡回する。

 活動に先立ち、メンバーは10日、市カリヨンハウス(三好丘)であった防犯研修会に参加。窓ガラスを工具で割る侵入の手口が横行している現状を教わり、ガラス割り防止用シールや補助錠などによる防犯対策の説明を受けた。豊田署生活安全課の日名地敬子課長からの「住民の防犯意識が高まれば、街全体が狙われにくくなる。皆さんの力を借りて侵入盗を減らしたい」という呼び掛けに耳を傾けた。

 研修会の後、署員と地域の住宅を点検。TOPSの栗原佑太さん(19)=2年=は「意識して家を見ると、狙われやすい点が結構あると分かった。若者ならではの視点で、犯人の動きを予測したアドバイスができるよう心掛けたい」と話した。

 署によると、県内の住宅侵入盗被害の件数は、昨年まで10年連続で全国ワースト。同署管内での今年の被害は147件(8月末現在)で前年より2件減ったが、県内では一宮署に次いで多い。無施錠の扉や窓からの侵入が43.5%と最も多く、ガラス破りの35.4%が続く。

(2017年9月20日 中日新聞朝刊豊田版より)

■関連大学はこちら
・ 東海学園大学

戻る < 一覧に戻る > 次へ

東海学園大学資料・願書請求はこちら

詳しく見る

東海学園大学入試情報カレンダー

カレンダーを見る

資料請求・願書請求 この大学のHPを見る